ハンディをもつ人、を表す英語として、
“Handicapped”や“Disabledperson”
という単語もありますが、
米国で生まれた、
“challenged”という言葉もあるそうです。
“the challenged” で、
挑戦という使命や課題、
挑戦するチャンスや資格を与えられた人という意味。
言葉は文化であり、哲学であり、
その国の在り方を表すものですね。
そしてスタバには、
「チャレンジパートナー」という制度があります。
何らかの配慮が必要な、
ハンディをもつ社員のことだそうですが、
このチャレンジパートナーの存在は、
あまり知られていません。
なぜかというと、
HPなどでもアピールされておらず、
そして店頭でも、
チャレンジパートナーとパートナーの区別を、
あえて、していないから。
そのため、
コミュニケーションの苦手なチャレンジパートナーに対し、
事情を知らない顧客から、
クレームが上がる場合もあるといいます。
それでもあえてアピールしない理由は、
「国籍、障害の有無にかかわらず、
パートナーの多様性を積極的に受け入れることは、
特別なことではないからです。」
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その回答に、
わたしは大きな包容力と、
ノーマライゼーションの姿勢を感じました。
長男は、先天的に聴覚にハンディがあります。
アルバイトには、
チャレンジパートナー制度の適応はないそうですが、
「スタバで働いてみたい。
接客なら何でもいいわけではなくて、
あの笑顔のスタバで接客してみたい。」
とずっと言っています。
その話を、私の知人にもしたようで、
そうしたら、その知人が、
スタバに興味のある学生向けの、
OPEN CAMPUSのイベントを見つけてきてくれました。
なんでも声に出して、
言ってみるもんだ◎
実際に参加して、
バリスタの方のお話を聴いたり、
仕事にも少し触れてきたようです。
カップに、thanks♡とか書いてあるでしょう?
あれをしてきたみたい。
そして、お母さんに書いたから。
と、差し出してくれました。
思い通りになるかどうかはわからない。
でも、一つずつやれることをやってみる。
その中で最善を尽くしてやってみる。
がんばれ。
私は心の中で、
いつも手を合わせています。
夢が叶うことそのものよりも、
そのプロセスの中で、
たくさん学び、
気づける人でありますように。
*ノーマライゼーションとは
1960年代に北欧諸国から始まった
社会福祉をめぐる社会理念の一つ。
障害者と健常者とは、
お互いが特別に区別されることなく、
社会生活を共にするのが正常なことであり、
本来の望ましい姿であるとする考え方。
またそれに向けた運動や施策なども含まれる。
(ウィキベディア)