昨日出会った人が、
3年前、あの動画をみたことがきっかけで、
手話を習い始めたと教えてくれました。
その動画とは、防災士になるための学校でお伝えしたこの動画。
「聴覚障害者の災害時に困ることって?』
制作:NPO法人MAMIE 9分32秒)
防災士の方達は、災害に対して意識が高いし、
避難所運営などに関わることも多いから、
防災士に、災害時の聴覚障がい者への配慮を伝えたい。
それが、防災士になった目的の1つなのだけど、その想いを、
防災士になるために通っていた講座の同期に話した時に、
「だったら別に、防災士になっていない今でも、
防災士になろうとしている人たちに伝えて、いいんちゃうん?」
そう言ってくれて、講座最終回の昼休みに上映が実現できました。
この動画は、聴覚障害者が災害時に困ることと、
それに対して私たちができることをわかりやすくまとめてありますが、
それは同時に、知っているだけで気づけることがあるんだ、
ということがよくわかる内容だと思っています。
平素から、聴覚障害者のみならず、視覚障害者や、車椅子の方々や、
見た目にはわかりにくいハンディをお持ちの方や、
在日外国人の方や、高齢者の方や、色々な方に対して、
思いやりのある社会になるきっかけになることを願って
上映しました。
そう締めの挨拶をしてマイクを置くと、
会場からは、暖かい拍手をいただきました。
きっと同じ想いの方が、世の中にはたくさんいると、
力をもらった気持ちでした。
昼休みになった途端、
ガヤガヤと散らばり始める180人に呼びかけて、
足をとめ、耳を傾け、目を向けてもらうというチャレンジ。
相当どきどきしましたが、伝えたい思いが上回って、行動できました。
昨日お話した彼女は、3年前にその場にいて、
家の近くに耳の遠いおばあちゃんがいて、そんな方達を守るためには
手話を学んでおくのもいいなと思われたそうです。
嬉しい。とても嬉しい言葉でした。