ここね本Ⅰのイラストは、けめちゃんこと、
永利紀美子さんにお願いしました。
彼女のイラストは本当にあたたかくて、
ちょっとつらかったり、
ちょっとせつなかったりするエピソードに、
そっと温もりを添えてくれるようなイラストでした。
39歳の若さで天国にいったけめちゃん。
けめちゃんがいないのに2冊目を出すことは、
私には考えにくいことでした。
月日が流れ、私はある動画に出会いました。
何かにつけてお伝えさせていただいている、
パラパラ漫画動画「聴覚障がい者の災害時に困ることって?」(約9分30秒)https://www.youtube.com/watch?v=2NzPcPnHooc
この動画を何度もシェアさせていたいただく中で、
これを制作されたNPO法人MAMIEの美紀ちゃんのところへ
ようやくご挨拶に伺えたのは2年前の夏。
このパラパラ漫画の冒頭に出てくる
聞こえにくいお母さんと聞こえるお子さんは、
美紀さん親子で、
この火事は美紀さん親子の身に実際にあったお話です。
そしてこの漫画を描かれたのは美紀さんご自身。
色々なところで上映もさせていただいてきているし、
FBでもなんども何度も紹介させてもらっていますが、
このイラストのタッチが、
ある意味淡々としていて、
こうなんだよ、
こんな気持ちなんだよ、
と、押し付けることなく、
でも、じんわりと迫ってくる感じが、
私にはとても説得力がありました。
だから、2冊目を書きたいと思ったときに、
美紀ちゃんにイラストを頼みたいと思ったのです。
けめちゃんのご両親に、
表紙だけは、けめちゃんの絵を使わせてください、
とお願いし、快諾をいただきました。
そして中のイラストは、
美紀ちゃんにお願いさせてもらいました。
描いてもらう中で、
「背景を入れるかどうか迷ったけど、
あの文章にはこの方がマッチしそう」
「このイラストは私の作品でなく恵子ちゃんのなんだから、
なんでも遠慮なく言ってね。
恵子ちゃんの気持ちを入れたイラストでないと。」
そんな風に言い続けてくれて、
今日、ついにイラストを仕上げてくれました。
このイラストたちを世に出さないわけにはいかない
出版、どきどきするけど、ちゃんと生み出さなきゃ。
本気でそう思います。
実は今、聴導犬を引退した愛すべきレオンの
抗がん剤治療が始まっています。
レオンに寄り添う生活の中で、
美紀ちゃんに無理をさせたらあかんと思い
私なりに様子を見ながら、
それでも色々とお願いすることに対して、
丁寧に、そしてしっかり納期に仕上げてくれた美紀ちゃんです。
レオンと、聴導犬としての仕事を引き継ぐ
アーミとの日々の暮らしの中で、
美紀ちゃんとレオンとアーミが、
それぞれに愛情をたっぷり受けて、
愛情をたっぷりお返ししている関係が、
本当にあたたかくて、あたたかくて。
終了まであと10日となった
美紀ちゃんのクラファンについて詳細を書きました。
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どうぞ本の中の美紀ちゃんのイラストを、楽しみにしてくださいね
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