ある本に、私は救われました。
生まれて初めて、自分をゆるせた。
そのときにあふれた涙は、一生わすれない。
誰にでも、
そんな本との出逢いがあると思います。
昨年9月に出版した「ここね本」を、
お子さんの手術のときに、
お守り代わりにもっていったんだと、
教えてくださった方がいました。
お会いしたこともないママ。
地域の役所の福祉課の方が、
薦めてくださったそうで、
彼女はそれを借りて帰り、読後、
結局自分用にと購入くださったそうです。
あなたの経験が。
あなたの想いが。
知らないところで、
誰かの救いや助けや支えになることが、
あるんです。
出版を、夢と思っている人。
それは予定にした方がいい。
わたしも2冊目、3冊目。
考えています。
勇気もいるけれど、
迷いもあるけれど、
すごくエネルギーもいるけれど、
とても素晴らしい経験をさせてもらっています。
出版そのものよりも、
出版のそのあとで。
写真は、15年前。
大学病院での人工内耳の術後。
熱と点滴とおそらく体中の違和感に、
泣きわめいていた“大輔”。