【大学生のレポートから想うこと⑦】
ハンディのあるご本人の話を聴く機会はあったが、
それではどこか、
遠い世界の話のような気がしていた。
でも今回、
そのそばにいる人の話ということで、
とても身近にとらえることができたと、
書いてくれていた学生さんがいました。
バイト先の常連の、
聴覚にハンディのあるお客様への関わり方を、
具体的に考えて書いてくれた学生さん。
ダウン症の弟さんについて、
今日の講義を聞いて、
弟は聴こえているのだと気づいた、
と書いてくれた学生さん。
ハンディのあるお兄さんを、
いつも遠くにみていたけれど、
話しかけてみようと思うと書いた学生さん。
小学生のとき、
ご両親が難聴の同級生がいて、
彼はいつも明るかったけれど、
いろいろな想いをしていたんだなと思うと、
連絡をとってみようと思ったという学生さん。
誰かの人生で起きていることって、
ほんとは他人事ではなくて、
どんな話からも、
自分にとってのメッセージを受け取ることが、
できると私は思っています。
どこまで自分軸で聴くことができるか。
自分ごととして、気づくことができるか。
気づいたことを行動することができるか。
それができる人が、
成長していくんだと思う。
それは若者だけの特権ではない。
私達大人も、
いつまでも、どこまでも、
成長できるはず。
出会う人、
出会う場所、
出会う物事、
すべてに自分磨きのヒントは、
かくれているんだと思います。
その光を、
ちゃんととらえていきたいと思っています。