先日、29校の聾学校・聴覚特別支援学校に
献本させていただいたここね本、
『だいじょうぶ~心の声が聞こえるよ』ですが、
学校の図書室から購入のご依頼をいただいたり、
保護者の間で回覧をしてくださったりと、
活用を知らせてくださる学校もあります。
その中で、文化祭の際に、
こんなのが貼りだしてあったよと、
ある保護者の方からメッセージをいただきました。
ここね本の紹介と感想を題材に、
高校3年生が研究発表をしてくださったそうなのです。
高校生らしく、欠格条項のことや、
手話を社会にひろめたい、
というところにフォーカスをした発表で、
社会に対してのメッセージとして、
聴覚障害に対する理解は、
私も伝えていきたいことなので、
とても嬉しく拝見しました。
難聴児を育てる親に読んでほしいと書き始め、
書きあげる頃には、
その親を支える学校の先生や、
ハンディに関係なく、
子育てを支援している方たちに
読んでほしいと思っていましたが、
まさか、息子“大輔”と同じ歳の高校3年生が、
こうやって研究発表に使ってくれるなんて、
本当に驚いたと同時に、
めちゃくちゃ嬉しかった。
わざわざ教えてくださった保護者の方にも、
心から感謝します。
学校側からも許可をとってくださったので、
紹介させていただきます。
彼らが存分に社会参加するためには、
手話を獲得する権利、手話を学ぶ権利、手話で学ぶ権利、
手話を使う権利、手話を守る権利が、
放送、通信、交通、建物利用、災害防災、
映像文化、地域社会、医療・保険・介護、
教育、労働、住居、スポーツ、芸術、
政治参加、司法、それぞれの分野で守られることが必要になります。
そのために、いま「手話言語法」といって、
手話を言語として普及させる環境整備ができるよう、
法整備を国に求める動きも出ています。
「手話言語法」どこかで耳にしたら、
少しでいいので興味をもってみてくださいね。
全国にちらばっていったここね本。
1冊1冊のつくりだす物語。
ありがとうございます(*˘︶˘*).。:*♡