でも、どうしても行ってみたいところがありました。
国立にあるスタバ。手話が共通言語となる
国内初のスターバックス サイニングストアです。
スタッフの方に聞くと、
70%ぐらいがデフ(耳が聞こえにくい方たち)で、
もちろん全スタッフが、手話ができるそうです。
聞こえるスタッフたちが話をするとき、
デフのスタッフが見ていなくても、
手話をつけて話していることがとても印象的でした。
誰かのために手話をつけているのではなく、
手話が共通言語であることがよくわかる。
スターバックス コーヒー ジャパンのCEO水口貴文さんによると、
「店舗のコンセプトは“Infinite Possibilities(無限の可能性)”。
聴覚に障がいのあるパートナーやお客様にとって、
ありのままの自分で居られる場所であり、
障がいのある若者にとって夢や未来を描ける場所、
そしてこの店舗を訪れた誰もが
新たな気づきを得られる場所になればと
考えています。」とのこと。
スタバが、障がいのある人たちのことを
積極的に採用、支援していることは随分昔から耳にしていました。
「チャレンジパートナーサポートプログラム」
チャレンジパートナーとは、
何らかの障がいのあるスタッフのことで、
350名を超えるチャレンジパートナーが所属し(2020年現在)
そのほとんどが店舗で勤務をしているそうです。
誰もが活躍できる職場であるために、
パフォーマンスを発揮するための専用トレーニングツールや
サポートツールの提供、勤務時間など働き方の調整、
業務を通じて成長していくためのコーチング制度などが
組み込まれているそうです。
一人ひとりの個性や特性に沿ったサポートが得られ、
本来の能力を最大限発揮しながら
持続的に活躍できる職場を実現しているということで、
そんな企業が、もっともっと増えていったらいいなと思います。
そしてスタバのサイニングストアも日本に唯一ではなく、
そんな店舗がいくつもできていきますように
ちなみに、「チャレンジド」というのは最近の米語で
「神からチャレンジという使命を与えられた人」を意味し、
障がいをマイナスとのみとらえるのでなく、
障がいをもつゆえに体験するさまざまな事象を
自分自身のため、あるいは社会のために、
ポジティブに生かしていこう、という想いを込めた呼称だそうです