「告知文に、”聴こえる人も、
聞えない人もきてほしい”
ということを書きたいんだけど、
どう書いたらいいんだろうと思ってて・・・。」
今日のスカイプミーティングは、
聴覚にハンディがある方たちに、
セミナーをすることになり、
ちょっと教えてほしいことがある。
ということで連絡をいただいた方と。
「手話通訳もついていますので、
聴覚にハンディのある方も、
安心してお越しください、とかかなー」と、
”あたりまえ”にお伝えしたところ、
「はぁ~~~~・・・。」と、
小さなため息をつかれた。
・・・ような気がした。
聴き間違いかな?
と思うほど小さなため息だったのだけれど、
ため息をつくようなところでもないし、
気になって、つい聴いてしまった。
「え。今、ため息・・・」
すると答えてくださった。
「いや、優しい表現だなーと思って。」
と、画面をよーく見ると、
ちょっと涙ぐんでおられる・・・。
その優しいふわふわな感性に、
私が泣きそうになりました。
わかりやすく伝えるために事前にできること、
その場で気をつけること、
手話通訳の方がいる場合に配慮していること、
言葉選び、
時間管理において心にとめておくこと、のほか、
グループワークで進める場合、
健聴者と難聴者の人数の比率、
グルーピング、
難聴の方たちの年代、ハンディの程度、
健聴の方たちの手話の習得度合い、
などによっても、
配慮することが変わってくるので、
一つ一つ確認をしながら、
思いつく限りのことをお伝えしました。
失礼があったらごめんね。
質問が的外れだったらごめんね。
そういいながら、
最善を尽くそうとしておられるお気持ちが
また温かくて、
そしてお伝えする内容を、
ひたすらPCに打ち込んでおられる姿が、
以前と変わらず誠実で、
画面にうつるその方の様子に、
心底感動しながら、
お話してました。
(あ。わたしはあちらの画面にうつっていたのか!?
今日は家を出ない日だから、髪ぼさぼさ。笑)
そして、話し終えたあとに、
こんなに柔らかい気持ちにさせるその方のあり方に、
感銘ひとしきり。
私も自分を磨いていこうと思いました。
話をした後に、
温かな余韻を残せる人になれるように。
そして、私のこんな経験が、
誰かの役に立つんだ。。。
そうおもった。
光をみた気がした出来事。
橋本 隆さんとの会話。
写真撮影:2016.09 橋本和典
先天性高度難聴の長男との手話シーン。