【大学生のレポートから想うこと③】
「今日のこと、
そして今の向上心にも似た、
不思議な気持ちを忘れずに、
勉強に励んでいきたいと思っています。」
と、学生さんが書いてくれていました。
不思議な気持ち。
いいねーと思いました。
「ほっと力が抜けるのに、
不思議とやる気がでる。」
と昔、企業研修先でも言われたことがあり、
どうやら、私の話は、
不思議なようです。笑
講演などでお話をするときに、
イメージしているのはたんぽぽ。
根付くか根付かないか、
今すぐ芽を出すかどうかはわからないけれど、
ふわーーーっと運ばれていくことで、
いつかどこかで芽が出て花が咲けば、
嬉しいなと思っています。
だから、
こんなことがあった、
あんなことがあった、
と事実を伝えたいのではなく、
その中で学んだことや
気づいたことをお伝えすることで、
“あなた”にとっての
気づきや学びにつながるように、
お話をしているつもり。
なので、
「耳の聞えない子をもつ親の気持ちや考え方が、
ここまで私の気持ちを動かすなんて、
思ってもいなかった。
すべて自分につながり、
ためになる話ばかりで驚いたし、
この講演を聴けてよかったと思う。」
と、息子と同じ歳の大学1回生に言ってもらえて、
すごく嬉しかったです◎
そして私は、
聴いて終わり、の90分にはしたくない。
ご自身の行動に、
必ず結びつけてほしいと思いながら、
聴いてくださっている方が、
学生さんだろうが、主婦だろうが、
経営者だろうが、話をします。
これから教師を目指す現代教育学科の皆さん。
「教師になるという願望が強くなった。
必ず、教師になってやろうと思えた。」
「私は、障害、という言葉を使わない。
ということを今日決めた。
その時点で壁をつくってしまうと思ったからだ。」
「養護教諭になるために、
何をすればいいか、どの教科を勉強すればいいかは、
大学から説明してもらえる。
でも、自分の気持ちの整理や、この夢を実現するために、
自分で何をしなければならないかは、
自分が決めなければならない。
それを考える時間になった。」
「私のベビーステップは、
なりたい自分をちゃんと考えることだと思う。
保育士になることを目指しているので、どんな保育士になりたいのか、
明確にはっきりと、想い描こうと思いました。」
「自分の将来について、今まで以上に深く考えることができ、
そして漠然と思っていた特別支援学校の先生になりたい、
という目標に対しての、
明確なモチベーションがもてた。」
「小さなきっかけをつくることで、
大きな一歩につながると聞き、
どんなに困難なことでも、とりあえず小さな一歩を、
つくっていきたいと思いました。」
「この講義を受けたことで、
今までの自分と向き合い、
新しい考え方、見方に出会うことができたから、
私のベビーステップは決まった。」
「バイト先に来る常連の聴覚障害のかたに、
もっとわかりやすく対応する工夫を考える。」
気づきや学びよりも、
行動を大事にしてほしい私としては、
とても嬉しい。
どこで花が咲くかまでは、
見届けられないけれど、
それでいい。
そんなふわーーーっとした関わりも、
今後さらに
展開していけたらいいなとおもいます(*˘︶˘*).。:*♡