積み重ねてきた愛情の、ひとつのカタチ。

長男は、2歳から5歳まで聾学校だった。
親に宿題が出る。
毎晩、その日にあったことを絵日記を描く。
そしてそれを元に、翌日、子どもにお話をする。

いわゆる言葉のシャワー。

健聴の子が10回聞けば覚える単語を、
難聴の子は300回聞かないと覚えられないと言われ、
ただひたすら、言葉をかけ続ける。

そのための題材に、
本人が体験したことはとても大切。
だから親が絵日記を描く。

絵が苦手だった私は、とても苦痛だった。
でもどうすれば喜んで見てくれるか=お話できるか、
どうすれば言葉が少しでもたくさん入るか、

それを思うと、
どんどん手がこんでいった。
そしてそれが楽しくもなっていった。

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