素敵な大将のさりげない気づかい | 美月ここねofficial site

素敵な大将のさりげない気づかい

「ここ離れるから、
しゃべっとったら独り言になるからねっ」

大将はそう明るく言い残して、
持ち場を離れた。 

カウンターの別のお客さんも、
わたしも、笑った。

しばらくして戻ってきた大将と、
その方とのやりとりを見ていて、
ようやく私は気づいた。

大将が話しかけていたお客様は、
視覚にハンディがある方だった。

「3時のところにししとうね。
盛り合わせにはあと1串だけ。
これ。ずりが残っているからね。」

他愛もない会話の中に、
さらっと、そんなやりとりが混じってる。

帰りには、
厨房から飛んで出てきて、

少し段差のあるお店の外まで、
そっと肩を貸しておられた。

その大将、ほんとにすごくって、
わたしがじゃがバターのバターを服にとばしたときも、
さっと、硬め(ゆるめだったか?)に
しぼってありますからね、
とおしぼりを差し出してくれたり、

おそらく新米であろうスタッフさんが、
間違いかけて、
あ。と自分で気づくのを、
そっとうなずいて見守っていたり、

久しぶりに来たであろうお客様との会話にしても、
その記憶力や、

いろいろな状況への、
氣、の張り巡らし方が、
半端ない。

それがまた押しつけがましくなく、
わたしたちのように初来店の者にも、
心地いい。

もちろん料理も、
どれもおいしくいただきました。

他のお店ががらがらだった中、
このお店だけが繁盛していたのが、
よくわかる。

そんな機微を、
いちいち言わずとも、

ほぉーーーーっ、すばらしいね。
と感じ取れる人といたことも、
心地よさの一つだったに違いない。

隙間時間を活かしての、
ちょいのみ時間。

素敵なお店をみつけました。

鳥平
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