自宅から一歩も出ないと決めた日。   | 美月ここねofficial site

自宅から一歩も出ないと決めた日。  

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小学生のころ、住んでいたマンションの1階に、
とてもおいしいお蕎麦屋さんがあった。

中学生のときに引っ越しをして、
そのマンションを離れ、

大人になって、
結婚して、
子供を産んでから、
同じマンションに帰ってきた。

息子は保育所のお迎えのバスに乗るとき、
毎朝、泣き叫んでいた。

「また今日も泣いとんのかぁ~。
あかんたれやなぁ~。」
とか言いながら、

少し年をとった、
お蕎麦屋さんのお父さんとお母さんは、

息子よりも泣きそうになっている私のそばに立って、
いつも一緒に見送ってくれていた。

そのマンションに住んでいた頃から、
14年の間に我が家は3回も引っ越しをしている。
なかなか、お蕎麦屋さんを訪ねていくことも、
できずにいた。

ただ、保険だけは、
うちの会社で入ってくださっていたので、
担当社員は、いつも継続の手続きに伺っていた。

社員から、そのお蕎麦屋さんが、
51年の歴史を閉じると聞いた。
正確にいうと、もう、9月末で閉じていた。

もう一度、食べたかったな。

叶わぬ夢。

お便りだけでもしようと、
レターセットを選ぼうと思った。

レターセットなはずなのに、
便箋だけ残ってるもの、
封筒だけあるもの。

整理しているうちに、

同じところにある、
のし袋や、グリーティングカードや、
絵葉書や、一筆箋などが気になり、

茶けてしまってるものや、
これは使わないな、というデザインのもの、
少ししわになってしまっているものなどを、

処分しているうちに、
随分時間がたった。

誰にも見えないところ。
誰にも気づいてもらえない棚の中だけど、

必要なものだけになって、
こざっぱりとした。

見えないところを、こざっぱり。
誰にも見えない心の中も、
整理整頓していきたいところ。

大事にとっておいたけど、
今みてみるといらないものが、
きっとあるはず。
ちゃんと、処分していきたいところ。

今日は、不在届の受け取りや、
業者さんの立ち合い、
スカイプでの打ち合わせや、
企画書の作成。

自宅から一歩も出ないと決めた日。

あとで、もう一か所ぐらい、
見えないところを片づけようとおもう◎

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